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52.付帯工事とは

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52.付帯工事とは

2021年05月31日
52.付帯工事とは

附帯工事とは

 

建設業許可が無くても請け負える工事とは?

 

 建設業法において、建設業許可がなくても請け負うことができる工事が2種類あります。一つは軽微な建設工事、もう一つは附帯工事です。建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事に附帯する他の建設業に係る建設工事(附帯工事)をも請け負うことができるとされています。

 附帯工事とは、次のいずれかに該当する工事であって、それ自体が独立の使用目的に供されるものではないものをいいます。

➀主たる建設工事を施工するために必要な他の従たる建設工事

➁主たる建設工事の施工により必要を生じた他の従たる建設工事

 附帯工事は金額に関係なく、500万円以上であっても無許可で請け負うことができますが、許可を受けた建設業に係る建設工事(主たる建設工事)と主従の関係にあたるため、原則として附帯工事の金額が主たる建設工事の金額を上回ることはありません。

★建設業法

(付帯工事)

第四条 建設業者は、許可を受けた建設業に係る建設工事を請け負う場合においては、当該建設工事に附帯する他の建設業に係る建設工事を請け負うことができる。

 

附帯工事の判断方法

 

 国土交通省の「建設業許可事務ガイドライン」(https://www.mlit.go.jp/common/001381261.pdf)では、「附帯工事の具体的な判断に当たっては、建設工事の注文者の利便、建設工事の請負契約の慣行等を基準とし、当該建設工事の準備、実施、仕上げ等に当たり一連又は一体の工事として施工することが必要又は相当と認められるか否かを総合的に検討する。」と記載されていますが、これではどう判断していいか余計に悩ましいです。

 附帯工事は、簡単にいうと、建設業許可を受けて行う主たる建設工事を施工するために、どうしてもくっついてきてしまう切り離せない建設工事のことですので、そのような視点でご判断いただくといいかと思います。

 

附帯工事の事例

 附帯工事の事例をいくつか挙げてみます。事例によって、附帯工事の判断についてイメージを掴んでみましょう。

附帯工事の事例

作業の内容 主たる工事(許可業者)

附帯工事

➀室内の電気配線の修繕工事をするために行う壁剥がし・壁貼り工事 電気工事 内装仕上工事
➁建物の外壁塗装工事をするために行う足場工事 塗装工事 とび・土工・コンクリ―ト工事
③ビルのエレベーター設置工事をするために行う電気配線工事 機械器具設置工事 電気工事
④駐車場の舗装工事をするために行う造成工事 舗装工事 とび・土工・コンクリート工事

これらの附帯工事はすべて主たる工事を施工するために「どうしてもくっつてきてしまう切り離せない建設工事」です。附帯工事だけでは意味を成さず、主たる工事と附帯工事が一体となって、初めて意味を成すものです。附帯工事はあくまでも主たる工事を施工するための措置であると捉えて、なんでもかんでも附帯工事として請け負うことはやめましょう。

用語の解説

軽微な工事:軽微な工事とは次の➀➁の建設工事のことをいう

➀建築一式工事は、1件の請負代金が、1,500万円(消費税及び地方消費税を含む)未満の工事または請負代金の額にかかわらず、木造住宅で述べ面積が150㎡未満の工事

➁建築一式工事以外の工事は、1件の請負代金が500万円(消費税及び地方消費税を含む)未満の工事。

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