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44.産業廃棄物収集運搬業許可について その1 産業廃棄物について

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44.産業廃棄物収集運搬業許可について その1 産業廃棄物について

2021年03月26日
44.産業廃棄物収集運搬業許可について その1 産業廃棄物について

産業廃棄物収集運搬許可について その1  産業廃棄物について

 

事業者や建設工事現場から出る産業廃棄物は、一般的な廃棄物よりも厳しい条件で処理されています。

大量に産業廃棄物が出ることや、ものによっては周囲に様々な影響を与えるため、収集運搬などにも許可や資格が必要となります。

 

産業廃棄物とは

廃棄物の処理は法令で定める厳しい規定に基づいて行われます。

その法令とは、1970年に制定された廃棄物処理法であり、廃棄物の排出抑制や適正な分別、保管、収集、運搬、再生、処分などの処理により、生活環境を保全することを目的としています。

この法令で、「廃棄物」とは、「自ら利用し、又は他人に有償で売却することができないために不要になった物」で廃棄物に該当するかは「その物の性状、排出の状況、通常の取り扱い形態、取引価値の有無及び占有者の意思等を総合的んい勘案して判断するべきものであること」と定義されています。

また、これらの廃棄物は性状や毒性等により所管する法律が異なっていますが、ほとんどの廃棄物は、産業処理法によって規定され、「ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であって、固形状又は液状のもの」と定められています。

これは廃棄物全体の規定であって、一般廃棄物と産業廃棄物の2種類に分けられます。それぞれ処理責任や処理方法、処理を行う業者などが異なるため、2種類に分けられています。

廃棄物処理法が制定された1970年は高度経済成長期であり、様々なものが生み出されました。

一方で多くの廃棄物も排出されることとなり、公衆衛生だけでなく公害も発生するなど大きな問題となりました。

それを受け政府は公衆衛生の向上や公害問題対策、生活環境の改善などを目指し、厳しい規定を設け、法整備を行っています。

 

綺麗な地球

廃棄物の分類

廃棄物 廃棄物処理法の対象である不要物
産業廃棄物 事業活動で発生したもののうち、規定されている20種類
特別管理産業廃棄物 産業廃棄物のうち、特に指定された有害なもの
一般廃棄物 産業廃棄物以外のもの
  事業系一般廃棄物 事業活動で発生した、産業廃棄物以外のもの
  家庭廃棄物 一般家庭の日常生活から発生したもの
特別管理一般廃棄物 一般廃棄物のうち、特に指定された有害なもの

産業廃棄物とは、廃棄物の中でも事業活動に伴って生じたもののうち廃棄物処理法で規定されている20種類となります。

 

許可が必要となる産業廃棄物

産業廃棄物は、「産業廃棄物」と「特別管理産業廃棄物」の2種類に分類されます。

産業廃棄物収集運搬許可が必要な産業廃棄物は以下の表の通りになっています。(大阪の手引きより)

産業廃棄物

産業廃棄物の種類

「あらゆる事業活動に伴うもの」については業種関係なく、事業活動で排出されたものは、ほとんどが産業廃棄物になりますが、「特定の事業活動に伴うもの」においての7業種は、業種によって排出されても事業系一般廃棄物として処理されます。

これに対し、特別管理産業廃棄物は「爆発性、毒性、感染性その他の人の健康または生活環境に係る被害を生ずるおそれがある性状を有する廃棄物」であり、通常の廃棄物よりも厳しい規制を設けています。(特別産業廃棄物のうち特定有害産業廃棄物としても分類されているものもあります)

特定産業廃棄物

このように細かく分類されています。

特定管理産業廃棄物は、産業廃棄物収集運搬業の許可では収集運搬はできません。

これらの種類の産業廃棄物で、他人の産業廃棄物を業として、収集・運搬する場合には、産業廃棄物収集運搬業の許可が必要となるのです。

 

今回は廃棄物の中身について見ていきました。

次回は産業廃棄物収集運搬業の許可いついて見ていきたいと思います!

 

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